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2007年5月26日 (土)

撃たれまくり。

僕は自分でソフトウェアを制作して売りたいと思っている。

SOHO向けのプロジェクトマネージメントツール『Basecamp』をヒットさせて、同時にそのソフトウェアの開発環境『Ruby on Rails』も公開して大ヒットさせたDavid Heinemeier Hanssonは僕にとってカリスマ的存在だし(Basecampの開発ノウハウを記した『Getting Real』は翻訳される前に読んだよ!)、パッケージウェアの開発などについて実践的で非常に洗練されたコラムを大量に公開しているJoel Spolskyには畏怖と感謝の念が絶えない。

でも僕にとって新しいことをするというのはものすごく抵抗があって、例えばメールマガジンを発行しようと思ってから実際に発行するまでには2年以上かかった。うまくやろうと思うのがいけないのだろうが、そういう生まれ持った性格を直すのは誰にとっても簡単ではない気がする。僕は早くてきたない仕事が苦手なんだ。Ruby on Railsのおかげでだいぶ治ったけど。

だから作りたいソフトの開発もなかなか進まなくて、何とかしなければ、と思いながら毎日4時間くらいある自由な時間のうち半分以上を、「ちょっと興味があって」、「いつか役に立つかもしれない」ニュースを読むのに費やしている。それ以外にもニュースから辿って見つけた「ちょっと気になって」「いつか使うかも知れない」情報を毎日4、5件ブックマークに入れて、翌日ニュースを読み漁って何かブックマークするまでの間に1時間くらいかけて読んだりする。

そんな風にブックマークした記事の一つが、上に出てきたJoel Spolskyの『射撃しつつ前進』というコラムで、タイトルの「射撃しつつ前進」というのはSpolsky氏が軍隊にいたころ上官から教わった唯一の戦術らしい。要約すると、自分が敵を撃てば敵を頭を引っ込める必要があるのでこちらを撃つことができず、その間に自分は前進することができる。前進すればこちらの攻撃はより効率的になり、勝利に近づくということ。(反対に、射撃しなければ敵が撃ってくるので、自分は頭をひっこめなければならない。)そしてそれが、人生において「ものごとを成し遂げるときのやり方でもある」ことに15年かけて気づいたそうだ。

自分のやり方を振り返ってみると、確かにその通りだった。(軍隊に入らずに上官から何も教わらず、15年待つこともなくこれを教えてもらったことは、ものすごい得だと思う。)僕の気を引くようなニュースというのは、敵が撃ってくる弾と同じだった。そんなニュースに一日何時間も費やしているのは頭を引っ込めて前進をやめるのと同じで、その間に他のハッカーは一行一行自分のソフトウェアの開発を進めているだろう。そしてそうやって開発されたソフトウェアがニュースになるので、また僕は頭を引っ込めなければならない。

自分のソフトウェアを制作して売ろうと思ったら、自分が一行一行コードを書いて、あわよくばそのノウハウや副産物としてできたツールを公開して、他のハッカーの気を引きながら、ソフトウェアを完成させればいい。幸い、本物の弾とちがってニュースは物理的に無視することができる。ニュースを読まないことにしてもそれが眉間に当たって穴を開けたりしない。

このことを教えてもらって本当に良かったと思う。軍隊に入って敵の的になったり布にぶら下がって空から落ちたり他に何かすごく辛いこともせずに、15年の代わりに15分くらいでその知識を得ることができたのは、僕が毎日ちょっとでも気になるニュースを丹念に時間をかけて読んでいたおかげだ。

これからも毎日ニュースを読もう。← だめじゃんw

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コメント

おお、やっているね。
ワタクシもここのところ、生まれて初めてのパソコンGUIアプリを作っているヨン。
初めての言語なので全てが手探りですが、昨日ようやく画面にデータを表示するところまできました。
出来るヒトには何でもない事でも、シロートのワタクシには偉大なる前進の一歩であります。

投稿: 酔猫庵 | 2007年5月27日 (日) 08時24分

酔がGUIアプリ~?
また車の速度とか解析するんだろw

投稿: いろひろき | 2007年5月29日 (火) 00時39分

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